モノを失くしやすい人向け対処法

日常の処世術

日々生活を送る上で、日常として身近にあるトラブルと言えば、落とし物やなくし、忘れ物があげられると思います。

私自身も、父から貰った大切な腕時計を落として、相当怒られた事や、仕事に行く時の車の鍵を紛失してしまい、

業者さんに高い金額を払ってしまった事があったり、サイトに登録したパスワードキーなども忘れてしまい(無くしてしまう)思い出すのに悪戦苦闘して最終的には再登録したりなどの経験がよくあります。他にもちょっとした仕事に使う資料や小物類などを紛失するなんて事は、皆さんにもあるのではないでしょうか。

そこで、今回はちょっとした工夫で落とし物やなくし物(忘れ物)を防ぐ私ならではの方法を紹介したいと思います。

持ち物の点検を習慣付ける

友人の自衛隊の方に落とし物や忘れ物を防ぐ方法を聞いた時に、教えていただいた方法として、自分の荷物を確認する事についてを語られていました。

その確認の仕方が、持ち物にナンバリングをする事、そして、そのナンバリングに合わせて持っているか否かのチェックシートを作る事を教えて頂きました。

当時の私は、持ち物の確認に対して、過去の苦い落とし物の経験から比較的多かったのですが、よくよく考えてみれば、荷物の中に何が入っているのかを具体的に把握してはない事をナンバリングとチェックシート確認で気付かされました。

自分の荷物なのに、何故こんなものが入ってるのか!使い捨てのホッカイロだったり冷えピタだったりの消耗品のみならず、提出しなければならない昨年の領収書だったり、恐ろしい事に後輩から預かっていた保険証のコピーだったりと、正直、ここに書ききれない、書いたらまずいものが沢山出て来てしまい焦りました。チェックシートを用いた自分の持ち物の把握をする事の必要性を感じた次第です。

ジャンル分けの整理整頓を心がける

これは学生時代に所属していた、公衆衛生の研究室での整理整頓方法の話です。日常を暮らす生活スペースと違って、仕事先(学校の研究室)などでは多数の同僚やスタッフの皆様と生徒の出入りが多く、又、それら人員に付属して多くの備品や資料が置かれていました。

物によっては法的な管理をしなければいけない守秘資料や、研究にあたって場内汚染(コンタミ)する危険性のあるサンプル等もあり、徹底とした衛生管理が義務付けられていたと言えます。

ただ、貧乏所帯の大学でしたので、備品の貸し借りや施設の共有も多く、そこで備品が無くなったりする事もあった事は確かでした。そこで、研究ジャンルとして必要な備品や資料を徹底して分ける事で、どの物品がどのジャンルで必要なのか?どの施設に何が置かれているかの整理化が役立ちました。

これをする事で、無くなり易い物品の取り扱いを抜き出したり、物品の借りたまま返さないというトラブルを避ける事が出来ます。ただ、失くしやすい人や借りパクの常習者の方への注意も為される事にも繋がりました…(実体験)

失くしたら不味いものを目立たせる

この失くしたら不味いものを目立たせるには二つの効果があります。

一つ目として、失くしやすい小物類(鍵やスマホや財布)にキーホルダーや缶バッジでボリュームアップさせる方法です。

例えば、車や家の鍵を単体で持たず手元に置く事で、自分の視覚に意識付けをさせたり、鞄の中で探った時に手からの触感ですぐ確認出来るといった効果です。

二つ目として、これは落とし物をしてしまった後の対処法として、小物をボリュームアップさせる事で見つけ易くする事に繋がります。又、警察に紛失物として届ける時の特徴を説明しやすかったりします。

紛失のプロの私は鞄すら失くした事が幾度もあります…ありますが!鞄に缶バッジを付ける事で鞄を無事に手元に戻した事もありました。その時は電車での移動で手荷物を網棚に置いてたのですが、たまたま同じ形状と色合いのバックを持っていた人が間違えて持っていってしまい、バックに付けていた缶バッジに気付いて、駅員さんを介して私の手元に戻ってきた次第です。

それ以来、私の鞄はより間違われない様に缶バッジやシール等でボリュームアップさせて目立たせる事にしました。

モノの状態を見直すことも必要

これは最近の話ですが、祖父が亡くなり遺品整理を行う時に、遺品の整理を専門に行う業者の方に教えて頂いた事です。

失くす事の意味合いとして、物品の劣化により、使い物にならなくなったり、価値が極端に下がるという事を教えていただきました。

例えば、祖父の着ていたコートは当時のオールメイドで作られた貴重な品で、又、大事に防湿防虫管理したおかげで状態も良かったのでかなりの買い取り査定を頂いた、その反面、コートを収納していた桐の簞笥は本来は高値取引になるはずが、状態が悪すぎてしまい、逆に処理に対して手数料が掛かってしまいました。

他にも幾つか遺品を片付けるにあたってアドバイスを頂きましたが、住宅事情で置くスペースが難しく、管理が行き届かない為に本来の機能や価値を失ってしまう事に気付かされました。

一旦、遺品を別の貸しスペース(貸し倉庫)に収納してもらい、改めての管理の見直しをしたところです。高査定のコートは祖父を忘れない為に手元におくことにしました。

セキュリティ暗号管理の見直し

これは、難しい部分なのですが、各サイトにおける本人認証のセキュリティとして、共通暗号や単純化されたパスワードだと、忘れにくいが防犯性も低いという部分です。

セキュリティが突破されにくい複雑なパスワードは逆に忘れやすいが防犯性は高いという一般論になります。 ここで複雑なパスワードをサイト側から提案されてメモして利用するという手もあるのですが、複数サイトに登録している方ほど経験があると思いますが、メモを無くしてしまうと取り返しが付かない状態になるという点です。

解決策として、なかなか提案し難い部分ですが、自分は一冊の和英辞典をパスワード生成と管理に使っています。 登録パスワードで多い形式ですが、英数字の組み合わせと言ったのがほとんどだと思います。

その時に私は和英辞典を引いて、ページとページ最初のワードの組み合わせで登録し、付箋を貼る事にしてます。和英辞典は厚くスペースを取るモノとして、失くし難いのと、英数字の組み合わせのし易さの利便性で選択しました。

他にも、利用サイトに置いてワンタイムキー生成などのサービスを行なって、他サイトと連携してる場合もあり、将来的に普及が広まればそちらに完全移行しようかなと検討しています。

諦める事も時には必要

体験談を書き連ねていく中で、文字だけでなく実際にお見せしたい部分も有りました。例えば、普段使いのバックに付けている缶バッジとか、車のキーホルダーとかはお見せしたいと思いつつも、かなり目立つモノにボリュームアップしている為か、個人特定が心配なので避けました。

何かしらの特徴があるモノや事柄(暗号パスワード)などは見つけやすく思い出し易い反面、目立ち過ぎるのも否めません。自分だけに分かりやすい缶バッジやパスワードを考えるのも楽しいかもしれませんね。

最後に、落としたー失くしたー忘れたーモノは、中々どうして手元に戻って来ません。大事なもの程失くしやすいなんて事もあります。(失くしたからこそ、大事さに気付いたなんて事も…)ただ、そこであきらめるのも一つの解決策とも言えます。

大事なモノが貴方を所有しているのではなく、貴方が所有している大事なモノだからです。モノを失くした、落としたからといって、自分を無くして慌てて失敗するなんて事も私の経験としてありました。

まず、落とし物や忘れ物を見つける前に、一旦、モノを探すのを諦めて、冷静な自分を探し見つけてからが本当のモノを失くしやすい人向けの対策かもしれません。

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