新規事業を始めるにあたってホームページはどうすればいいか

ITの処世術

新しく何か事業を始めることになったらホームページはやっぱりあったほうがいいのか、もしくはなくてもいいのか、けっこう悩みどころだと思います。

一番重要なのは何の事業をどんなターゲット層に向けて行なうかによってかなり違ってきます。

例えば人通りの多いところで地元のお客さん相手に八百屋を始めるのであればホームページなくても、商売的には全然問題はありません。

しかし、こだわりの有機栽培の野菜を日本全国のユーザーに向けて売るのであればホームページは絶対に必要になります。

昨今の流れから、会社や事業をやると必ずホームページが必要という風潮もありますが、結局はその事業次第というところだと思います。

また、最近では通販でもSNSアカウントだけで成り立っているような事業もあるし、集客もYoutubeだけという人もいます。

予算的に問題なくホームページを作れるか、もしくは自分でちゃんと作れるのであればもちろんあるに越したことはないですが、なくても事業としては十分やっていけるものもたくさんあります。

ではもしホームページを作るとなったらどんな風に誰に依頼して、どれぐらいの予算で考えればいいのか、について解説していきたいと思います。

自作するならワードプレスがおすすめ

種類と言っても見ている人からすれば、どんな種類なのかは分からないと思いますが、制作過程においてはいろんな方法で作れるため、あえて種類と書いておきます。

一般的には今一番多く使われているのが、ワードプレスというブログシステムです。これは誰でも無料で手に入れることができ、世界中で最も使われているシステムの為、いろんなプラグインやテーマが配布されており、関連のツールもたくさんあるため、初心者でもかなり扱いやすいのが特徴です。

まったく何を使って作ればいいか分からないのであれば、とりあえずサーバー借りてワードプレスをインストールして、無料テーマを入れればそれっぽい感じのサイトが出来上がります。

多少余裕があればワードプレスの有料テーマを購入するという方法もあります。有料テーマは海外のも含めれば大量にありますが、ほとんどが日本語対応していないため、日本語で作られている国内のテーマを使うのがいいでしょう。

ワードプレスの有料テーマはだいたい1万円前後で手に入ります。高いものでも2万円まで、ちょっと写真を入れ替えるだけでプロっぽい感じのサイトができるあがるのでおすすめです。

ワードプレス以外でいうと最近だとWixのようなホームページ作成ツールを使って作ることも可能です。初心者にとってはワードプレスよりも簡単にできるので、カスタマイズなどをしない場合はこうしたツールを使うのもありでしょう。

誰かに依頼する場合の予算はどれぐらいか

ホームページを制作会社ではなく、知人などに依頼する場合はいくらぐらいがいいのでしょうか。

自分で作れない場合は誰かに依頼するか制作会社に発注するかになりますが、もし自分の周りに作ってくれそうな人がいれば直接依頼してみるのもいいでしょう。

今はホームページは比較的簡単に作れるため、個人でも制作の知識がある人はたくさんいます。また副業などでホームページの制作を受けている人もいたりするぐらいなので、自分の周りでも探せば必ず誰か詳しい人は見つかると思います。

もしその人が制作を受けてくれる場合はいくらぐらいの予算を見ておけばいいのでしょうか。実はこれは結構難しいところで、どんなサイトをどれぐらいの規模感で作るか、カスタマイズはどれぐらいやるか、納品後の更新はどうするかなどによってもかなり変わってきます。

制作会社に依頼する場合は基本料金などがある程度決まっていることも多く、画像を何枚使えばいくらとか、ページ数が何枚まではいくらとか、この機能はプラスいくらといった感じでかなり細かく設定されているところもあります。

ところが個人の場合は、依頼する側もよく分からない状態の人も多いため、10万円でとか30万円といった感じでかなりざっくりとした料金で決まることも多いです。

その時に重要なのは後で揉めないように、画像は何枚までとかページ数は何ページまでといった部分をできるだけ最初に決めておく必要があります。

依頼する側も最初は完成のイメージが分からないからおまかせで発注したとしても、途中でやっぱりこの記事も入れてほしいとか、この画像も作ってほしいなどの要望が出てくることが多々あります。

ですので、例え知人に依頼する場合でもお互い料金と内容は事前に決めておく必要があります。

ちなみに個人で依頼する場合、多いのは10万円ぐらいから50万円ぐらいの料金がいちばん多いのではないでしょうか。ほとんどの場合は、ひとりでその人が作成することが一般的なので、作業量やボリュームにもよりますが高くても50万円ぐらいが相場かと思います。

逆にそれ以上の予算があるのなら制作会社にまるごと依頼したほうが後々の更新なども考えるといいかもしれません。

いずれにしても知り合いとは言え個人に依頼する場合はできるだけ最初に細かいところまで決めておくようにしたほうがトラブルになる確率は低くなります。

クラウドソーシングで依頼する

最近流行りのクラウドソーシングでホームページ制作を依頼するという方法もあります。クラウドソーシングはお互い匿名で仕事のやり取りができるシステムで比較的安く仕事を発注することができます。

但し、クラウドソーシングの場合は最終的に誰に依頼するかによって、かなり出来具合が左右されるのも事実です。

安いのを売りにしている人はクオリティが低い場合もあるし、かと言って高い提案をしてきた人が必ずしも良いものを作ってくれる保証はありません。

その人の過去の制作実績や評価などを参考にして決めるしかないので、低価格には抑えられるかもしれませんが、多少はどんなものができるか賭けの部分はあります。

制作会社に依頼する

一般的には制作会社に依頼して作ってもらうのが一番確実にちゃんとしたホームページを作ることができるのでおすすめです。

ホームページ制作会社といっても低価格を売りにしている会社もあれば、本格的なデザインを重視している会社、大手などの大型の案件を中心に請け負っている会社、フリーランス中心の小さな会社などいろんな会社があります。

ほとんどの会社は過去の制作実績をホームページ上に掲載していることが多いので、どんなサイトを作っているか、そして料金はどれぐらいかなども併せて確認して、自分の作ってほしいホームページと同じようなものがあれば一度見積もりを取ってみてもいいでしょう。

例えば、札幌ホームページ制作ラボのプランを参考にしてみると良いです。

制作会社に依頼する場合は一社だけでなく、できれば複数の会社に依頼する方がいいでしょう。料金は制作会社によってバラバラなので複数会社に相見積もりを取ることでだいたいの目安も分かってくると思います。

また近くに制作会社がなければ、場合によっては日本全国で探すという方法もあります。最近はオンラインで打ち合わせから納品まで直接会わずにミーティングを重ねて制作を請け負っている会社もあります。

地方の企業が都市部の制作会社に依頼することも可能な時代です。もちろん近くのほうがいろいろと便利なこともあるのですが、予算や制作実績などすべてを考慮した上で決めるようにすると良いでしょう。

特にホームページは完成がなく、ずっと更新し続けないといけないため、納品後のケアについても予め聞いておくようにしましょう。

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